だんだんと楽しめる合宿免許になってきました
またすべてのネコ類と異なり、虹門腺が会陰部に開いていて悪臭が強く、のどを鳴らさない。
犬歯後縁が鋭く、側頭筋の付着部が狭いなどの点から化石のメタイルルスに近縁の〈生きている化石〉と考えられている。
化石として残っている古代ネコの親戚筋で生きている化石だとすれば、今世紀最大の発見という表現も決してオーバーではないだろう。
ところが、このネコのルーツをめぐって遺伝子学者から新説が出されたことから、ちょっとした騒ぎが起きることになった。
「イリオモテヤマネコの遺伝子を構成しているDNAを調べたら、現存しているヤマネコの親類筋にあたるのがわかった」という、いままでの常識をくつがえす学説が飛び出したのである。
発表したのは北海道大学理学部附属動物染色体研究施設で助手をつとめているM氏で、日本動物学会などで研究内容を発表している。
百科事典の記述からもわかるように、これまで動物を種ごとに分類するときには、主として身体のさまざまな部分の形態的な特徴を手掛かりにしていた。
イリオモテヤマネコが発見されたとき、国立科学博物館の動物研究部長として鑑定を行ったI氏によると、前述の百科事典に書かれた内容以外にも、形態的な特徴として「他のネコと違って舌にトゲがなく、首の骨の一部にある突起も退化している。
形態からは明らかに古代ネコの化石に近い」ものであったという。
一方、M氏が行った鑑定法では、体型や模様、そして骨格といった形態を他のネコ属と比較する要素にするのではなく、その動物の遺伝子を構成しているDNAの配列のチェックが中心となる。
よく遺伝子は生物の設計図といわれるように、身体の基本的な特徴はほとんど遺伝子によって決定されているのだから、従来の形態をもとにした分類法と遺伝子DNAをもとにした分類法とのあいだには、ふつうなら、そう大きな隔たりがないはずだ。
ところが、遺伝子レベルで見たイリオモテヤマネコは、アジア大陸に広く分布しているベンガルヤマネコによく似ていて、20万年前までさかのぼると同じ先祖にいきつく。
つまり、今世紀最大の発見でも生きている化石でもなく、「ベンガルヤマネコの亜種と呼ぶにふさわしいヤマネコだ」という結果になった。
百科事典の内容も書き直す必要があるかもしれない、生物学界のビッグ・ニュースなのである。
DNA配列を読み取る「いままでの分類法に異議を唱えたようなかたちになって、とても困惑しているんです。
ただし、合宿免許はどちらが先かの合宿免許が難しい問題でもある。
